北上商工会議所 青年部（北上YEG）

　２０２０年から始まった新型コロナウイルスによるパンデミックから３年目、日本ではWithコロナの生活習慣と社会の仕組みが確立され、ワクチンの接種の進展で人々は制限をかけながら経済活動の再開が進んできました。

　しかし、世界規模で見ると未だコロナの変異は止まらず各国の対策の差でエンデミックな状態になっているのが現状であり、この状態は決して他人事ではなく日本でも変異し続けるコロナの影響は計り知れません。この状況を少しでも改善するためには、今までのコロナ禍で学んだツールを通常時から取り入れて対応していくことが必要です。職種によっては人との接触を避けなければならない場合や、仕事でどうしても現地に向かえないメンバーのためにも少しでもＹＥＧに係わってもらえる環境を提供し、人と人との繋がりやビジネスチャンスの場として大切にしていきたいと考えます。

　仕事あってのＹＥＧであり、そのＹＥＧがビジネスへと繋がる。この繋がりを有効に活用して会員の輪が広がるように会員交流を促進し、ＹＥＧに入会してよかったと思えるビジネス情報や研修会事業を開き、自己研鑽の場を提供しつつメンバー皆様の会社にとって少しでも有益な場となれるよう努めて参りたいと思います。

　２年後に北上ＹＥＧが４０周年という節目を迎えます。この周年事業を成功させるためにも今年度から周年組織委員会を立ち上げました。先代の周年事業を参考にしながら、コロナ禍でも開催できる方法を創意と工夫をもって検討し、今までしっかり繋いできて頂いた諸先輩方の為にも、これからの北上ＹＥＧメンバーの為にも新たなストーリーとなる式典が開催できるように今年度からしっかりと段取りをしていきます。

　開催してから今年で５年目になる北上会鬼祭は北上ＹＥＧの主要事業の一つになりました。コロナ禍の２年間はＶＲという素晴らしい手法で継続する事ができましたが、コロナに対する知識が高まってきた今、再び対面式での開催を検討し、ＶＲの中の映像が現実となる祭になるように目指したいと思います。

　ＹＥＧの指針「豊かな郷土を築くために創意と工夫　勇気と情熱を傾けよう」は、今の我々に特に求められている事だと思います。

　コロナ禍で先行きが不透明な中でも、ＹＥＧ活動を創意と工夫、勇気と情熱を持って行動する事が更なる可能性を生み出し、周りに希望を与え、それが地域貢献に繋がり「稼ぎと務め」となると確信します。ＹＥＧメンバーと一緒に一人前になれるように足並みを揃えて共に歩んで行きましょう！